- 新NISAを始めたいが損はしたくない
- 話題のオールカントリーとS&P500ではどっちが得なの?
- お得な理由がわかれば、すぐにでも変更したい
- せっかく投資するなら一番利益をあげる方法が知りたい
- 手数料の差はどれくらい?隠れコストってなに?
2024年からはじまった新NISAに興味があり
どの投資先を選ぶべきかお悩みの方も多いと思います
この記事ではいま話題のオールカントリー(全世界株式)とS&P500の特徴について触れながら
私が約5年半運用してきた投資信託の成果をもとに
オールカントリー(全世界株式)とS&P500で
「どっちを買ったらいいのだろうか??」
という疑問について詳しく考察していきます
約5年半(66か月)にわたって、投資信託を地道に購入し続けた成果は以下のとおりです
実際のSBI証券の運用画面です ※2024年1月31日時点
約5年半(66か月)でここまで成長してくれました
運用期間中にはコロナショック(2020年2月)も体験していて
一時的に-20%にまで落ち込んだこともあります
これまで投資信託(インデックス投資)の恩恵をバッチリ受けている私ですが
新NISAが開始されるにあたり
個人的にも気になっていた以下の3点について考察をしてみました
- オールカントリーとS&P500ではそれぞれどのような違いがあるのか
- どっちの投資先がよりお得なのか
- そして最も利益を上げるためにはどのような戦略が必要なのか
これから新NISAを始める方や
既に投資は開始したけど
投資先を決め切れていない方の参考になれば嬉しいです
この記事を読んでそれぞれの特徴と違いについて
理解しておくことで
「なんか損したなー」とか「不安だなー」とか
思うことが少なくなり
どんな結果が出たとしても
納得したうえで
投資を続けることが出来るようになりますよ
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とりあえず、オールカントリーとS&P500を両方買うのはありか?
まず最初に現時点での私の考えをまとめておきます
要点は以下の3つです
- 分散投資重視なら、両方買うメリットはあまりない
- 収益重視なら、S&P500に集中投資したほうがいい
- 現時点で迷っているなら、とりあえず両方買っておけ
書籍やYouTube、ネットでいろいろと調べた情報をもとに
このような考えに落ち着きました
この考えに至った具体的な理由については、後ほど触れていきます
まずはオールカントリー(全世界株式)とS&P500の特徴を紹介してから
違いにフォーカスして、具体的に比較していきます
見落としがちな隠れコストについても
紹介しているので要チェックですよ
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オールカントリー(全世界株式)とS&P500の特徴について
まずは特徴についてです
わかりやすく超簡単に抜粋してまとめます
S&P500指数ファンドの特徴
まず、S&P500について説明していきます
S&P500は、アメリカの主要な500銘柄から構成される株価指数です
これは、アメリカ株式市場全体を代表する指標として利用されていて、多くの投資家に注目されています
S&P500は、アメリカの経済成長や企業業績の動向を反映する指標とされており、
市場のトレンドを把握する重要な指標となっています
このS&P500の値動きに連動する投資成果を目指しているのが
S&P500ファンドの特徴です
出典:三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)目録見書
ちなみに主要な組み入れ上位10社の銘柄はこちらになります
出典:三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)目録見書
マイクロソフトやApple、Amazonなど誰もが知っている企業が上位を占めていますね
信託報酬などの手数料については、年率0.09372%以内となっています
出典:三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)目録見書
簡単にまとめると、、
S&P500はアメリカを代表する主要な企業によって構成されている
そのS&P500の株価指数に連動するように運用されている
ざっくりいうと、アメリカという国に特化したファンドということになります
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オールカントリー(全世界株式指数)の特徴
次に、オールカントリー(全世界株式)について説明します
オールカントリー(全世界株式)は
世界各国の株式市場に投資するファンドです
投資対象となる株式が世界中となるため
国や地域、国ごとの活性化している産業など
分散することでバランスよく投資することができます
そのため、一部の国や地域、産業不振によって生じる投資リスクを軽減することができます
出典:三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)目録見書
全世界とありますが、、現在の経済情勢では半分(60%)以上がアメリカで占められています
出典:三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)目録見書
次点に日本がいますが、わずか5.5%です
2023年9月時点では、ほとんどがアメリカの企業で占められていることがわかります
ちなみに主要な組み入れ上位10社の銘柄はこちらになります
出典:三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)目録見書
上位10社すべてがアメリカ企業になっています
さっき見たS&P500とあまり変わらないかも、、
いちおう費用も見てみましょう
信託報酬などの手数料については、年率0.05775%以内となっています
出典:三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)目録見書
これはさっきのS&P500に比べると、半分くらいになるんですね
ここで注意して欲しいのが、「隠れコスト」です
手数料を確認する際には、必ずチェックするようにしましょう
参考:目録見書には記載されない【隠れコスト】とは
実は目録見書には記載されていない費用があるんです
出典:三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)目録見書
このように、売買条件により変動することから下記費用については目録見書には記載がありません
目録見書など、紹介ページなどで割愛されている費用
<その他の費用・手数料(例)>
・監査法人に支払われるファンドの監査費用
・有価証券等の売買時に取引した証券会社等に支払われる手数料
・有価証券等を海外で保管する場合、海外の保管機関に支払われる費用
・その他信託事務の処理にかかる諸費用 など
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)※運用報告書
出典:三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)運用報告書
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
出典:三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)運用報告書
このように運用報告書を確認すると、費用の明細を見ることができます
これだけ見ると、オルカンのほうが高くなりますね!!
実はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は2023年9月に信託報酬の引き下げを実施しています
出典:三菱UFJ国際投信株式会社ニュースリリース
2023年9月に約0.06%信託報酬が引き下げられているので、現在はほぼ同水準だと思います
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オールカントリー(全世界株式)とS&P500の違いについて
ここまで見てきたとおり
オールカントリーとS&P500の違いは
主に投資対象となる銘柄の範囲や地域の偏りにあります
S&P500は、アメリカの主要な500銘柄に絞られていますが
オールカントリーは全世界の株式市場に投資するため
投資対象となる銘柄の数ははるかに多くなります
とは言っても、、
実はオールカントリー(全世界株式)は
約60%がアメリカの企業銘柄で占められていて
2024年2月時点では、そう大きく変わらないようでした
信託報酬などの手数料についても
隠れコストも含めて確認してみましたが、大差はないようです
「あれ、、、もしかしてどっちも変わらない??」
勘が鋭い方はそう思われたのではないでしょうか、
「はい、そのとおりです!笑」
、、それでは
おさらいも兼ねて、いったんまとめてましょう
投資先/分散性の違いについて
- S&P500⇒アメリカ企業が100%を占める
- オールカントリー⇒アメリカ企業が約60%を占める
- 上位10銘柄を占める企業⇒どちらもアメリカ企業が独占 ※2024年2月時点
このような結果から、半分以上は同じ投資先を選択していると言っても過言ではないと思います
リスク分散を考える場合は
新興国株式や債権、不動産や金など
その他の資産にも振り分けたほうがリスクヘッジになるかもしれません
信託報酬などの手数料について
- S&P500⇒目録見書では年率0.09372%以内、隠れコストを含めると年率0.108%
- オールカントリー⇒目録見書では年率0.05775%以内、隠れコストを含めると年率0.166%
ただし、2023年9月にオールカントリーが信託報酬を-0.6%程度引き下げ
これにより、2つのファンドの利用は隠れコストを含めても、ほぼ同水準である
よって、手数料などの費用面では引き分け!!
ここまで読んでくれた方には、大変申し訳ないです
結局、結論があやふやになってしまいました、、(すみません)
そこで最後に約5年半(66か月)運用した結果を振り返ることで
少しだけスッキリしてもらいたいと思います
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全米株式とS&P500の両方に投資した結果(SBI・Vシリーズの場合)※参考
ここからは参考になるかわかりませんが
全米株式とS&P500の両方に投資してみた結果を紹介します
全世界ではなく全米株式です。分散効果はほぼないですが、趣味の範疇でそれぞれ購入してます笑
事前に伝えておかなければいけないことがあります
これまで私が運用してきたのは、eMAXIS Slimシリーズではありません
昔からSBI証券を利用していたので
「SBI・V」シリーズ (※旧SBI・バンガード)で運用しています
現在も運用している投資信託を始めてから約5年半(66か月)が経ちました
まずは資産推移から見ていきましょう
資産推移:2021年9月-2024年1月 ※システムの仕様上、約2年間を表示
現時点でさかのぼれるだけ表示していますが
次に全米株式とS&P500の差異について見ていきます
同じ米国株式の投資信託になりますが、どのくらい差が出ているのでしょうか
投資信託ポートフォリオ/全てインデックス投資(一般口座)の運用実績※2024年1月31日時点
- 三菱UFJ-eMAXIS 新興国株式インデックス +29.09%
- 三井住友DS-三井住友・DC外国債券インデックスファンド +17.77%
- ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド +68.81%
- SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド +45.71%
- SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド +36.80%
- 三井住友TAM-SMT 新興国債券インデックス・オープン +27.04%
- 三井住友TAM-外国株式インデックスe +71.54%
はじめこそ、全米株式とS&P500の両方に投資していましたが
「S&P500のほうが成績いいな!」という実感もあり
最終的にはS&P500に集中して積立投資していました
5年くらい運用していると、少し差が出てきますかね。ただし投資開始時期が曖昧なので、参考程度にしてください(>_<)
新NISA(旧つみたてNISA)の運用実績※2024年1月31日時点
最後にNISA口座についても公開します
旧NISA制度のときから運用していたものは
約2年くらいになると思います
ちなみに旧つみたてNISA制度では
SBI・V ・全米株式のみ購入しています
成長投資枠(オレンジ枠)を使って
S&P500を直近で購入したため、損益に差が出ています
つみたて投資枠(赤枠)では
全く同じタイミング(2024年1月当初)に購入しています
若干ではありますが、既に差が出ています
とはいっても誤差範囲ですが、、笑
これから新NISAを活用して、投資活動を本格化していきます!
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オール・カントリーとS&P500を両方買うとどうなる?隠れコストも解説 まとめ
今回は新NISAなどインデックス投資を始めるにあたり
オール・カントリー(全世界)とS&P500どっちを買ったらいいのか?
両方を買うべきなのか?
このような疑問にこたえられるように
運用実績などをふまえて紹介してきました
冒頭で触れたように、私の考えは以下のとおりです
要点は以下の3つです ※繰り返しになりますが、、
- 分散投資重視なら、両方買うメリットはあまりない
- 収益重視なら、S&P500に集中投資したほうがいい
- 現時点で迷っているなら、とりあえず両方買っておけ
分散目的なら、両方を買う必要はなし!
なぜなら、約6割は同じ投資先(主にアメリカ)になっているから
収益目的なら、S&P500に集中投資をしたほうがいいかも!?
なぜなら、過去5年を振り返るとS&P500のほうが運用成果が良かったから
結論、、「迷ってるならどっちも買っておけ 」以上!
※おれもそうしている
そのため、迷ってしまい投資をはじめないのが一番もったいない!!
いま話題の新NISAは100円からでもOKです
この記事がお役に立てていれば嬉しいです
最後まで読んでいただきありがとうございました(^_^)
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