- ストリームデックって見たことはあるけど、何が出来るの?
- 数種類あってどれを買っていいのかわからん
- 普通の会社員なんだけど、役に立ちます??
- まずはどんな機能あるのか知りたい
- 会社員でも役に立つ便利な使い方があれば知りたい
以前の私はストリームデックのことを、「ただのカッコイイ箱」だと思っており
ガジェット好きの「機能性なし装飾品」と決めてつけていました(すみませんでした、、)
見た目だけでいうと、デスクにあれば映えてカッコイイことだけはわかる
ただ何が出来るのかさっぱりわからないし、調べようとすらしない(これは自己責任)
なぜなら、動画編集をしているクリエイターさん専用のガジェットなのかと勘違いしていたからです
この記事では当時私もよくわかっていなかったストリームデックの機能やメリットを紹介するとともに
一般的な会社員でブログ歴1年未満の私が実際にストリームデック(MK2)を使用した感想と使用例を紹介します
この記事を読むことで、具体的な設定方法や機能を理解することが出来るので
あなたの生活にストリームデックを取り入れた場合
どのようにして仕事や副業の作業を効率化できるのか、具体的なイメージを持つことが可能です
ストリームデックを使って様々な作業を自動化することで
仕事のみならず、毎日のルーチンや習慣化したい行動を簡単に出来るようになります
もしPCを日常的に利用しているのであれば
普通の会社員の方でもストリームデックを購入した方がいいと思います
購入しようか迷っている方は、特に参考になると思うのでぜひ最後までご覧ください
ストリームデックはいらない?年間1700時間パソコン利用している現代人
「配信者やクリエイターじゃなければ、ストリームデックって不要なのでは?」
と思う方も多いと思います(前述したとおり、私のその一人でした)
そんな時に気にある記事が目に留まったので引用させていただきます
アキュビュー(J&J社)が2000人の事務職員を対象に調査したところ、彼らのパソコンの利用時間はなんと年間1700時間。1日に換算するとおよそ6時間30分をパソコンの利用に費やしていることがわかっています。
引用:デジタルデトックスジャパン
社会人として働きはじめて10年以上経ちますが
振り返ってみると仕事の日にパソコンを触らなかったことは無かったです
メールをチェックしたり、資料を作ったりと目的は様々でしたが
ゴリゴリの営業職として仕事をしていた時もパソコンは毎日必ず使っていました
そして数ある業務の中でも自動化出来る作業については
システムエンジニアをしていた経験を活かし、マクロやVBAを使って自動化に取り組んでいました
先ほどの引用文にもあったように
自動化をすることで年間1700時間(一日6時間30分)という膨大なパソコン作業時間の一部を削減することが出来ます
毎回手動で行っていたことが、自動化するとミスも無くなるしストレスフリーで一石二鳥です
そして、その自動化がマクロやVBAの知識が無くても簡単にできるツールこそが
今回紹介するストリームデックです
アプリケーションソフトにおけるマクロは「複数の操作をまとめて必要に応じて呼び出せるようにする機能」を指します。特にExcelの自動化で使われる例が多く、データ集計や分類、シートの印刷などさまざまな作業を自動で行わせることができます。
Officeにおいてマクロの操作内容を記録するためのプログラミング言語をVBA(Visual Basic for Applications)といい、VBAを使いこなせるほどマクロでより幅広い業務を自動化できるようになります。
引用:データの時間
動画配信者やクリエイターの方以外でも
パソコンを使って仕事をしている方であれば
自動化による時間削減効果が十分期待出来ます
そしてストリームデックは製品ラインナップも豊富なので
人それぞれの目的に応じて選びやすいです
そのためヘビーユーザーじゃなくても、気軽に導入しやすいのでオススメです
ストリームデック(コントローラー)の種類による違い
出典:elgato社 公式HP
まずはストリームデックの種類について、一緒に確認していきましょう
コントローラーと呼ばれる製品は、2024年6月時点で全6種類あります
主な違いはキー配列数の違いになりますが
他にもダイヤルがついていて、ダイヤルを回すことでボリュームが調整できるものであったり
ペダルを踏んで足で操作する製品もあります
用途によって選択できるのは嬉しいポイントです
ストリームデック/MNI・MK.2・XL
まず配列数の違いから見ていきましょう
以下の3種類がラインナップされています
- 6個 ・・・ MINIサイズ
- 15個 ・・・ MK.2サイズ
- 32個 ・・・ XLサイズ
後述しますが、プロファイルの変更やページ送りをすることでボタン数以上の設定をすることも可能です
配列数はあくまでも「1画面上で最大いくつのボタンを表示したいか」がサイズを選ぶポイントになります
私はボタンが16個あるMK.2を購入して使っていますが、全く不自由を感じていません
ただ2画面分のボタンを登録しているので、全部で32個のボタン設定をしています
「そう考えると、、XLサイズでも良かったのかな?」と一瞬思いましたが
その分端末自体も大きくなるので、コンパクトに設置できるMK.2で良かったと考えています
ストリームデックプラス
こちらは設定ボタンが8個配置されていて、その他にダイヤルとタッチパネルが付いています
3つの機能(ボタン・ダイヤル・パネル)を「タップする・回す・タッチする」の3種類のアクションによって直感的な操作が出来るところが魅力です
特にダイヤルがついていることで、オーディオミキサーやスタジオコントローラとった動画編集・配信に必要な操作を一元的に管理できます
私はただの一般会社員なのであまり必要性を感じませんでしたが、、、
動画編集や配信を仕事や趣味で行っている方は重宝しそうです
ストリームデックペダル
つぎは足でペダルを踏んで操作するタイプのコントローラーです
両手が塞がっていても、ペダルボタンを踏み込むだけで予め設定したアクションを実行してくれます
ひとつのプロファイル毎に最大で3つのボタン設定が可能です
ちなみにスマートプロファイルを利用すれば
いま利用しているアプリケーションを自動判別してくれて
アプリケーション毎に設定したペダルボタンの設定情報を自動で読み込むことが出来ます(他の機種でも同様です)
アプリケーション毎にペダルボタンを設定しておくことで
アプリを切り替える度にボタンの設定も変わるので、実質3つ以上のボタン設定を利用することが出来ます
ストリームデックネオ
最新のストリームデック機種がストリームデックネオです
ボタンはストリームデック+と同じで8個固定ですが
Infoバーが追加されて、そこに日時表示が出来るようになりました
いつでも日時表示を確認することができて
ビジュアルも変更可能なので、デスク周りに時計が無かった方は重宝するかもしれません
そして後ろのカバー(スタンド)が可動式になったので
ストリームデック自体を見やすい角度に調整ができます(これは地味に嬉しい!)
またページ送りはタッチセンサーで行うように変更されています
従来のストリームデックでは「ページ送り/戻り」用のボタンを一つ設定していたので
このボタン消費は考える必要がありません
全部で8個しかボタンがないので、これは非常にありがたい改善だと思います
ストリームデックはいらない?/機能とメリットの紹介
ここからはストリームデックシリーズの機能とメリットを紹介していきます
設定は専用アプリで簡単に出来るので、コンピュータに詳しくない方でも利用しやすいです
プロファイル切り替えやページ切替機能により
物理的なボタン数の上限を超えてボタン設定が無限に出来るので
ボタンが足りなくて詰むということはありません(使い勝手の問題があるので、サイズ選びは慎重に)
また便利なプラグインも沢山出ているので、それらを組み合わせて自分好みにカスタマイズすることが出来ます
今回紹介するのは、あくまで普通の会社員である私が使いこなせる範囲になります
専用アプリで簡単に設定できる
ストリームデックは専用のアプリを使って、ボタンに様々な設定をすることが出来ます
設定例
- ショートカットキーの登録(コピー&ペースト)
- 特定のアプリの起動
- 特定のテキスト(文字列)の入力
- オーディオのON/OFFの切り替え
- 複数アクションを組み合わせて順番に実行
設定方法については、わかりやすく解説してくれている動画が沢山あるので
その都度調べながら設定していけば問題ありません
だいだい思いついたことは出来るようになっています(たぶん笑)
私の場合はいつも使うプログラムをワンタッチで起動できるようにしたり
特定の作業に必要なファイルやアプリケーションを同時に起動して、すぐに使えるようにしたりしています
プロファイルとページ送り/戻りでボタン設定数を増やすことが出来る
製品ごとに配列の関係で物理的なボタン数の上限はありますが
上記画像の赤枠にあるようにアプリケーション毎にプロファイルを切り替えるように設定することが出来ます
すると都度必要な設定が読み込まるので、ボタン配列数を気にすることなく設定ができます
1画面のボタン上限数に達した場合は、「ページ送り/戻し」をすることで2画面目でボタン設定をすることが出来ます
「ページ送り/戻り」はスマートホンのトップ画面で横にスワイプして、隣の画面に移動するようなイメージで使えます
複数のアクションを組み合わせて、一連の流れを自動化できる
ストリームデックは複数のアクションを組み合わせて実行できる「マルチアクション」という機能があります
このマルチアクション機能を利用して、「サイトに自動的にログイン」する例を紹介します(素人作ので参考程度に)
- 対象のサイトをブラウザで開く
- アクティブウィンドウにするため、「Alt+Tab」を繰り返す
- いきなりIDを入力しようとすると、ウインドウが間に合わない場合があるので1.5秒待つ
- IDをテキストで入力する
- TabキーでPW入力欄へ移動する
- PWをテキストで入力する(+Enterキーを押下)
この方法はかなり応用出来ると思います
セキュリティの問題で一定時間経つと、自動的にログオフされるサイトが多いです
再度ログインする際にIDとPWを入力するのは非常にめんどくさい、、
これは一例ですが、あなたが頻繁に行っている作業を自動化しておけば確実に時短できます
いままではマクロのような簡易プログラムを使わないと出来なかったことでも
スマートデックを使えば、専用アプリで設定するだけで簡単に実現が可能です
自動化で習慣化がラクになる
ストリームデックの機能を使って、作業を自動化できれば業務効率は劇的に上がります
それだけではありません!
ずっとやりたいと思っていたことをボタン登録しておけば
自動的にプログラムが起動するので「これ毎日続けたいなー」と思っていた行動を
手間なくラクに習慣化できるようになります
トレーニングやお風呂上がりのストレッチに使う動画を予めストリームデックに登録しておくとワンタッチで再生できます
今まではショートカットを「ダブルクリックする」だけのちょっとした手間でしたが
これが「ボタンを押す」に変更しただけでストレスが大きく減りました
私の場合は複数のユーチューブ動画を組み合わせて実行しているので
ワンタッチで必要な動画が一度に開けるのは想像以上に快適でした
豊富なプラグイン機能で自分好みにカスタマイズできる
出典:エルガトマーケットプレイス
Webページからプラグインも選んで利用することもできます
私はまだ利用したことがないですが、、〇〇コントローラや豊富にあります
恐らく動画編集・配信をしている方にとっては必須なんだと思います
ただ私の場合は前述したマルチアクションだけでも十分元を取れている気がします
これから勉強しながら利用できそうなものはどんどん取り入れていくつもりです
有難いことにおすすめのプラグインを紹介している動画がユーチューブに沢山アップされています
そのため最初から完璧に利用できなくても
動画を見ながら少しずつ自分の好きなプラグインを入れていき
自分好みにカスタマイズすることが出来ます
カッコイイのでテンションが上がる
これは機能面というより気持ちです
自分のお気に入りのものに囲まれて生活出来るのってとても幸せですよね
ボタンに設定するアイコンは画像ファイルで設定してもいいし
プラグインと同様に公式Webサイトでも入手することが出来ます
出典:エルガトマーケットプレイス
無料のアイコンも沢山あるので、ずっと見ていても飽きません笑
必ずあなたのお気に入りが見つかると思います
ストリームデックはいらない?/デメリット・注意点について
先ほどメリットについて紹介したので、デメリット・注意点についても触れていきます
強いて言うなら、価格面とスタンドの角度が調整出来なかったことくらいだと思います
ちなみにストリームデックネオが発売されたことで、可動式タイプのスタンドが選べるようになりました
スタンド固定では無いので、ボタンを押した際の安定性を若干犠牲にしているようですが、
個人の好みによって選択することになるので、デメリットというほど大きな影響は無いと思います
価格面もストリームデックミニやストリームデックネオなら比較的手が出しやすい価格帯です
ライトユーザーが高価な上位モデルを購入してしまって
残念ながら豊富なボタンや機能を使いきれず、コストパフォーマンスが悪いと感じることはあるかもしれません
しかし、予め目的や用途を考えたうえでそれに合ったモデルを選択すれば
「コスパが悪い買い物には絶対にならない」と個人的には思っています
購入時はあなたの利用イメージや使用目的を必ず考えて検討を進めるようにしてください
私の場合はダイヤル無しのモデルでも全く問題ありませんでした
一般人の「ストリームデックMK.2」利用例
ここまで機能やメリット、デメリットについて触れてきましたが
少しでも利用イメージがしやすいように、実際の利用例について紹介したいと思います
正直いろんな機能がありすぎて使いこなせていませんが
それでもかなり便利なことを実感出来ています
まずひとつめは「日々のルーティン作業を自動化」すること
これによって時間を有効に使えるようになり、作業自体をサボることも減りました
もうひとつが「身につけたい習慣を強制登録」すること
ボタンを押すだけでアプリや動画がスタートするので
「やろうか、それともやめろうか」と悩む時間が無くなります
気が付いたら行動していた、、!という強制力が習慣化に効果を発揮します
日々のルーティン作業を自動化
私の場合、具体的には以下のルーティン作業を自動化しています
- グーグルや各種サイトの自動ログイン
- ブログ作成に使うアプリ(ワードプレスやラッコキーワードなど)の起動・ログイン作業
- GRC(検索順位チェックツール)の起動+チェック開始
- 家計簿アプリの起動
- HIITトレーニングや入浴後ストレッチの動画再生
これらはほぼ毎日実施しているので、自動化したおかげで手間を減らせて時短することが出来ています
特に各種サイトへのログイン作業はかなり負担に感じていました
ブログ作成をしていると、グーグルが準備してくれている各種ツールやASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)サイトを中心にWebサイトへ個別にログインをする回数が増えます
当初このログイン作業の手間を極力減らしたいなと思っていたので
ストリームデックを購入してバッチリ解決すること出来てとても満足しています
身につけたい習慣を強制登録
そして、以下の身につけたい習慣を強制登録するようにしています
- HIITトレーニングに使う動画再生
- お風呂上りのストレッチに使う動画再生
- Kindleアプリの起動
- 週報(プライベート)の作成に使うアプリとファイルの起動
ほぼ習慣化出来ているので、継続するために登録した意味合いが強いです
ただ自動化しておけば、もはや辞める理由が見当たりません
当然これからもずっと継続していくと思います
「動画再生なんかショートカット作って、ダブルクリックすればええやん!」
って思っていましたが、ボタンを押すだけの快適さを知ったら戻ることは出来ません笑
ボタンを押すだけで一連の流れが終了する導線を作ればあとは流れに身を任せるだけです
ストリームデックいらない?気になる類似品について
ここまでストリームデックについて書いてきましたが
最後に気になるストリームデックの類似品を紹介していきます
私も購入時に悩んでいろいろと調べましたが、結果的にストリームデックMK.2を選びました
私の場合は動画編集・配信は今後もやることがないだろうから(たぶん)
ダイヤル(つまみ)が付いていても使わないなと考えて
そのうえで専用アプリで直感的かつ簡単にボタン設定ができることが決め手になりました
Loupedeck シリーズ
ストリームデックとの大きな違いはボタンではなくタッチパネルであること
そしてアプリで設定する点は同じですが、設定の難易度がやや高いようです
とはいえ、使いこなせればかなり便利なことになるのはストリームデックと同じようです
ダイヤル付のストリームデックプラスもあるので、正直あまり差が無いような気がしています(あくまで個人的な感想ですが、、)
あとはビジュアルの好みにもよるかもしれません
マクロ・VBAを使いこなす
マクロやVBAは使いこなすことが出来れば、作業効率を爆上げすることが出来ます
ただ使いこなすための知識とスキル習得に時間が必要になります
そのかわり特定の製品を購入する必要はなく
一度覚えてしまえば半永久的に使えるスキルとなるのでオススメです
浅く広く知識を入れておくだけでも
どのような作業やアプリケーションを自動化できるかイメージできるので
ストリームデックを購入した場合は、知識がない人よりも確実に使いこなせるようになります
そう考えるとストリームデックを購入するしないに関わらず
知識を入れておくと必ず役に立ちます
ストリームデックはいらない?ブログを始めた一般人が使ってみた感想 まとめ
一般会社員の私が使ってみた感想は、クリエイターじゃなくても買ったほうがいいです
PCを使って何かしらの作業をしている方なら買って損はしないと思います
コントローラーと呼ばれる機種は全部で6種類
ボタンの配列数やダイヤルの有無などの違いあるので、用途に合ったものを選びましょう
ちなみに私の場合は、今のところダイヤルがなくても全く困っていません
ストリームデックは専用アプリで簡単に設定できるところがすごくイイなと思いました
設定方法やオススメのプラグインを紹介してくれている動画も多いので
普段PCに触れている方なら、解説動画を見ながら自分にあったカスタマイズが簡単に出来ると思います
毎日もしくは頻繁に行っている定型的な作業を登録しておけば、あとはボタンを押すだけ(これはラクチン)
これを日々積み重ねていくと相当な時間が節約できると思います
このようにストリームデックがあれば、プログラムやマクロの知識がない人でも
作業を簡単に自動化することが出来て時間を有効に使えるようになります
また実行するまでのハードルが下がれば習慣化も容易になります
個人的にはストリームデックは習慣化するために役立つ非常に優秀なツールだと感じています
そしてWebサイトでプラグインやお気に入りのアイコンがほとんど無料で手に入るので
デスクに置いてあるだけでもテンションがあがります
私のようにブログ作成などで自宅で日常的に作業を行っている方は、ボタン数が15個以上の機種がオススメです
動画編集や配信を行っている方は、ダイヤルでボリュームや照度を調節できるストリームデックプラス一択なのかなと思います
逆に日常的に自宅のPCで作業をしない方は、ストリームデックミニもしくはストリームデックネオでも十分効果があると思います
しつこいですが最後に言わせてください、、、!
買ったほうがいい!俺は買ってよかった!以上です
最後までご覧いただきありがとうございました(^_^)
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